墨田区在住アトレウス家とは

「墨田区在住アトレウス家」は、墨田区内の空き家を借り、そこにギリシャ劇の一家がかつて暮らしていたという設定で、家やまちを再発見していくプロジェクトです。実際の家屋のディテールを手がかりに、アトレウス家の親子三代にわたる生活を具体的に想像し、数々の事件の痕跡をたどります。地域の人たちの参加・協力のもと、読書会やフィールドワークを重ねながら、インスタレーションと演劇の間をさぐる作品を、来年3月までかけて4本制作します(うち2本は同時上演)。

Part 1の題材はソフォクレス作『エレクトラ』。母とその愛人の住む家で、殺された父の復讐を誓い、弟の帰りを待つ娘――そんな一家が暮らしていた家を見に来ませんか。

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「墨田区在住アトレウス家」 Part1
*チケットは全て完売しました
日時:2010年7月31日(土)15時 / 19時、8月1日(日)15時 / 19時
場所:旧アトレウス家(東武伊勢崎線「東向島」より徒歩8分)
チケット:1,500円(前売のみ)*完売/当日清算
●お申し込み:
件名を「アトレウス家申し込み」とし、 [1] ご希望の日時、[2] お名前(1メールにつき、2名様まで)、[3] ご連絡先をご明記の上、 メール (ticket.atreuske@gmail.com) または FAX (03-6657-0721) に同内容をご記載の上、お申し込みください。
一両日中に、会場へのアクセスを記載した、ご予約受付確認のご案内をお送り致します。
*チケットは全てご予約制(先着順・各回定員20名)です。当日券の販売はございません。
*7月31日19時の回は、隅田川花火大会と同時刻に行われる特別版です。交通の不便が予想されますので、覚悟の上、お越し下さい。

●お問い合わせ: atreuske@gmail.com

コンセプト・構成・演出:長島確
参加/出演:墨田区の地域の方々、東京藝術大学音楽環境創造科の学生、日本大学佐藤慎也研究室の学生
コラボレーター:福田毅(中野成樹+フランケンズ)、武田力
写真・映像:冨田了平
ロゴデザイン:福岡泰隆
ドラマトゥルク:佐藤慎也、横堀応彦
制作:戸田史子

企画:mmp(ミクストメディア・プロダクト)
主催:東京都、東京文化発信プロジェクト室(公益財団法人東京都歴史文化財団)、特定非営利活動法人向島学会
協力:日本大学佐藤慎也研究室、東京藝術大学市村作知雄研究室

Part 2〜Part 4は、2010年末〜2011年3月を予定

墨田区在住アトレウス家 公式Twitter @atreuske

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長島確プロフィール

1969年生まれ。日本におけるドラマトゥルク(演出家/振付家の知的パートナー)の草分けとして、コンセプトの立案から上演テキストの編集・構成まで、身体や声とともにあることばを幅広く扱う。ベケット、フォッセ、ケインら海外戯曲の翻訳のほか、阿部初美、中野成樹らの演出作品に参加。2010年2月に谷中の民家で上演した『エレクトラ』に続き、このプロジェクトでは自ら構成・演出を担当。